Energy and Crystals

鉱石とエナジーワークと神智学と、生きること。

「進化」とは、世界が平和になること

 

約一年ぶりの記事になってしまいましたが、今年に入ってから、Instagram で散文的な文章を綴り、また3月には二年越で細々と準備していた新しい「オフィス・アルガンザ」のサイトを公開し、新しいメニュー、ページも書き下ろしたり、サイトのInfoDiary にも日々の呟きや伝えたい事などを、割と頻繁に書いています。

以前のペースにだいぶ戻って来たかな? しばらく「書かないように」していたのは寧ろ、自分にとっては例外的な期間でした。その分、ショップの商品ページが長文になったりして・・

このブログを、基本的には「書き物」の本拠地としたいのですが、仕事の全体像から言って準備が整わず、の日々でした。今後は、少しこれまでよりはリズムが出来てくるかと思います。

数年間かけて行ってきた「移行期」の、これまでの仕事の整理と、これからの仕事の準備。今年度は、移行期の最後の一年として、少しずつ、「これからの仕事」の一部分が表に出せるようになって来ました。その一連で、浮かんで来たメッセージを、今日も書いてみます。

 

「進化」とは、世界が平和になること

先日、12年ぶりにリモート(遠隔)グループセッション(『白い聖堂』旧・シャンバラ光の学校)を行うにあたってのページ作りで、「進化」「進化」と連呼していて、神智学などメタフィジカルな学びと、ヒーリングという分野を通じて歩んで来た自分としては当たり前の概念・言葉なので、普段は特に説明することもなく書いている訳だけど・・ふと、

「わたし別に進化なんてしなくてもいいワ」という、昔、時折サロンで聞いたような言葉を思い出して、ああ・・確かにそういう人の意見、少なからずあるなあ。特に日本社会は、平和なお影で「世の中を良くしよう」みたいな話が苦手で、引いてしまうし。若い人々の間では、「意識高い系」なんていう分類のワードも存在するよう

・・・・「系」も何もなく、当たり前の事なんだけどなあ・・ といつも思っている訳だけど、そんな「別の視点」が、頭を過ぎりました。

ヒーリングなど「スピリチュアル」な分野でも、話がオオゴトになると引いてしまう女性たちが多いし、俗の友人たちでも、「歴史」や「国際社会」みたいな話題になると「壮大だね」「知識が凄いね」「勉強してるのね」と返ってくる。いやいや、普通の思考なんだけれども・・と、若い頃からそれは変わらず。皆、面白がって私からそういった話を聞き出す時間を楽しんでくれてはいたけど・・・

年を重ねた今は、日本がそれだけ平和であり、また女性たちが、あまりややこしい事を考えないように育てられているという社会の性質ゆえだと思っている。

最近、ジェンダー的な話題は盛り上がりつつあり、何よりだと思うけど、実は女性達の方が社会的責任を自分が背負うことを望まない傾向が、日本にはあると私は感じる。自分はシングルマザーを自営業でやって来て、父親的な、世帯主・事業主としての役割と、母親としての役割を一人で両方やって来て、

普通ならば男性たちが味わう、家族を背負う責任感、そのために常に意識を張り詰めている世帯主としてのプレッシャーから来る、自分自身の不自由さと、口には出せないやるせなさの様なものも、理解出来る。女性側の、子供の母親としてのプレッシャー、家事に追われる辛さ切なさも、理解出来る。その上で思うのは、ジェンダー問題よりも前に、一人の独立した人間として、自分の頭で考えること、自分で結果に責任を持つことを前提に選択をすること、が、日本人には欠けがちで、潮の流れに受け身で乗っている、という、大衆意識が強いと思う。

歴史もあるし、風土が培った国民性の結果だから(日本の、日本人の良い面もたくさんあるし)そこを批判するのが目的ではなくて、『進化』という意識が、なぜ日本社会の空気の中で育ちにくいか、定着・浸透しにくいかを説明するために、今、そこに触れている。

アルガンザのワーク、ショップに綴る文章、SNS等でも、当たり前のように「進化」「進化」と書いてしまっているけれど、人によっては上記のように、「別にそんな必要は。楽しく生きていられたらそれでいいケド・・」と思う人も居るかもしれず。

そういえば昔よく母親に言われたっけ・・・(私が)自分では、皆が同じように分かっていると思って説明を省略して、その先の話をしているせいで、話が通じず、誤解されがち。と。

友人たちにも「私たちのところに降りて来て」とよく言われたっけ・・(笑)

『白い聖堂』について、シャンバラ、神智学について書いていて、ふとそんな事を思い出していたので、今日は原点に立ち返り、「進化とは」「なぜ進化することが必要か」について、伝えておこうと思う(ここまで前置き。笑)。

 

社会は様々な問題を抱えている。地球の自然破壊もかなりの所まで来ていて、昨今、それらの多くの課題が、世界的にSNSなどのメディアを通じて共有され、「エシカル」意識も普及しつつある。言葉としては飛び交っていても、やはり日本の人々の構えはまだまだ、世界基準に比べると足りていないのではないだろうか。

自然科学の分野では定説として、地球上6度目の大量絶滅が、人類によって引き起こされる、いや、すでに始まっているとも、言われている。

自然破壊、社会的格差、貧富の差、医療などの地域差、飢餓の問題、そして戦争。

それらの原因はと考えていくと、当然ながら、人間の利己や利欲、無知、怠惰などの種族的に持っている「欠点」ゆえの、結果の現象化に他ならない。

そのままにしておくと、地球上の問題はさらに進み、もう手遅れということになる。なぜ、問題をそのままにしておけない、と思っていても、人類総出で急いで何とかしよう、と団結して、一気に解決したりしないのか? どんな分野でも同じで、良い方への変化を、常に邪魔する力は働く。個人の人生、生活のレベルでも、社会レベルでも。会社などの組織でも、良い方への変化の流れは、そう簡単に為されないのは、大人ならば皆、経験していることと思う。

人間の中には良心、善の性質、仏教で言えば仏性(ブッディ・慈悲)、無条件の愛、があって、自分が悲しい思いや苦労をした人が、「こんな想いは自分だけで沢山」と発言する姿を、見たことがあるだろう。そういう人が、社会を変えなくてはという運動に着手する、というケースも少なくない。

一方で、人間は、逆の力がフックするためのネガティブな種も持ち合わせている。分かり易いネガティビティだけではなく「怠惰」や「人任せ」のような、インド思想で言ういわゆる「タマス(怠性)」もまた、人や社会が良くなろうとする時に邪魔をする要素になる。日本人はこの要素が強いのだろうと思っている。逆の「ラジャス(動性)」が足りない、とも言える。

ヒーリング、という分野でサロン、スクールをしてきたアルガンザの活動を通して、癒しや成長が人をどれほど、輝かせるか・・を目の当たりにして来た。エネルギーワークでヒーリングが起こり、日々のメンテナンスをするようになると、肉体・エネルギー両レベルから綺麗になっていくので、印象や顔つきも全く変わっていく。生き生きして、最初にお会いした時に被っていた影や重さが消えていくので、それぞれが持っている個性の魅力が開花していく。

ご本人ももちろん、生きることへの苦しみが減って、思考や感情が変わり、周囲の人々や家族にまで、時にその変化の波は波及する。

これを、大きいスケールで考えてみれば当然、社会や、世界全体が、苦しみや問題を手放し、創造的で自由になり、争いや不平等もなくなり、比較や嫉妬や破壊もなくなり、地球の自然界も守られて、世界が平和になっていく。・・・当然、そうなるだろう。

けれど、

外に広がっている、私たちが所属している、社会や物理的な現実の中では、ヒーリングやエネルギーワークの成果・効果は立ち消えやすく、影響を受けて乱されやすく、周波数をずっとキープしていくことが難しい(それゆえにアルガンザではセルフワークを何より重視し、クライアントや生徒さんたちにオススメしている)。

ヒーリングを受けた効果は一生消えたりはしない(オーラ体に記録される)けれど、自分の周波数が落ちてしまうと、その周波数の自分でしか存在出来ないのだ。癒しや解放が起きた時の周波数をキープしてこそ、変容の一歩一歩を、確実なものにしていける、ということ。

楽器の練習や、スポーツのトレーニングや、バレエのレッスンと同じだと思って欲しい。ずっとその意識、周波数を続けていかないと、今は、難しい。衰えてしまう。出来たことが出来なくなり、逆戻りもしてしまう。「今は」というのは、集合意識、人間社会の意識場、エネルギーが、まだそれだけ荒々しい故だ。

 

一人一人が、ネガティビティを自分の中で克服し、意識的な変化を起こしていかなければ、社会、世界は変わらない。けれど、自分がまだ、生きることが苦しかったり、目の前の問題に追われていたりすれば、当然、まずはそれを解決させなくてはならない。癒しや解放を経て、生きることが楽になったり、問題の解決方法の糸口をつかむ(スピリチュアルな意味での)知恵を身につけることが出来た時、当然、次の扉が開いていくものだ。

世界がなぜ、大変な問題を多く抱え、六度目の大量絶滅を迎える日が近いとまで言われているか。それを回避し、世界が存続して、地球上で人々が、自由に創造的に、健康的に暮らせるために、どうしたら良いか。同じ仕組みを、ヒーリングを体験し、効果を実感した人は、個人レベルで身をもって知った筈だ。

けれど扉の向こうに、歩みを進めようとする人は少ない。

立ち止まったり。戻ってしまったり。そこに、人間が良い方へ変わっていく、つまり進化する力学を止めようとする力が、働くのだ。

 

神智学や、アルガンザに言う「進化」とは、社会、世界の問題を解決していくために、人間そのものが変わっていく方法論に他ならない。それは意識的な学びや知識だけではうまくいかないし、チャクラやライトボディ、ソウルシステムとして分かっている古来の叡智を手がかりに、まずは、個人の問題を克服、解決していくために働き、

その先、進化成長した個人が、より多くの人にその知恵をシェアしていき、結果として、個人の癒しで為されたのと同じように、社会で、ひいては世界規模で、同じ様に癒し・問題の解決・成長・良きほうへの変容、創造 が、実現されていく。ひとつの同じ流れの上にある。

 

不平等の為に、不均衡の為に、理不尽なシステム故に、悲劇をこれ以上生み出さない為に、各分野で、奮闘している人たちが居る。世界をより良くするために。苦しみや悲しみではなく、喜びや笑顔を増やしていきたいと願うのは、ヒトが持っているハートの愛、善性、慈愛、仏性ゆえ。

メタフィジカル、スピリチュアルの分野は、古来の知恵が伝えるチャクラやライトボディ(オーラ)、ソウルシステムの知識とともに、個人レベルであれ、世界レベルであれ、「平和」を生み出すために、良き変化を起こしていくことを説き、一人からさらに周囲へと伝えることで、結果的に、世界が平和になり、自然界と地球が無事に保たれ、その中で生きるヒトの未来を、実現しようと奮闘するものではないか、と私は思っている。

ネガティビティを克服し、よりよい地球という現実を創造できる人類に変容していくこと、

それが『進化』だ。

結果として、世界、地球そのものも『進化』する。

 

またまた自分の話で恐縮ですが、

14歳でマザーテレサの存在と活動を知り、16歳でマイケル・ジャクソンの『Man in the Mirror』に刺激を受け、19歳でオノヨーコさんのフェミニズム思想に影響を受けた。それら全て、「何とかしなくちゃ」という突き動かされるような情熱の一つの流れとなって、日本社会の実態もそこそこ理解できた高校生当時、日本に居てはダメだ、と思った。

アメリカで大学・大学院を出て、世界を旅しながら学者をやって、人類の意識に影響を残せるような研究と著述をしよう。高校二年の時にそんな志をしてはみたものの、親の経済力をまったく推し量れていなかった。留学に備えて勉強に明け暮れた高校時代だったけれど、親の現実との妥協点から、日本から出れなかったし、公立の短大限定という制限を設けられた中で精一杯の選択をした。

その後、会社員時代、子育て時代に二度、通信や夜間部で大学の続きの学びを試みたものの挫折。何しろ自己メンテナンスの方法、人間の心と体の健康の仕組みも知らず、意志は強くてもそれ以外は弱かった。

この辺りの理想と現実、やる気と、実際の(人間界の)壁の摩擦から、またエネルギー面でも実は過敏だったこともあり、二十代半ばでウツになり、30歳を過ぎて、ヒーリングと出会った。

そして、自分を助けてくれたこの癒しの世界に、恩返しするためにまだ携わっている。「光の世界」だけは例外と思いこんだものの、どんな世界とも同じ、下手をするとそれ以上の闇の網が張られている。人類全体に同じ力が働いているのだ、分野は関係ない。逃げても仕方ない。個人の人間の中に、その「逆向きの力」の種があるのだから。(陰謀論の話ではなく)

 

世界には、こんな問題が存在している。今この瞬間、苦しんでいる人々がいる。社会のこのようなひずみから、苦しみ嘆く人が後を絶たない。・・・・このような話に触れた時、何も思わず、何が出来るかなと考えたりしない、自分には関係ないと処理してしまうようなことがもし、あるとすると、その心の「病み」具合を、心配するべき。目立たずに静かに起きている「病み」「闇」があると言ってもいい。もしかすると多くの人が、そうなのかもしれない。

「わたしは別にこのままでも・・」と思うこともまた、ある種の、「闇」「病み」なのだ。それが分かりにくい。だから、変化が起きにくい土壌、と言える。

 

光が自らを二つに分けて、闇を作ったという神話もある。

まさに私たち人間は、そんな風に用意された二元の世界で、自由な意志という選択権を与えられて生きている。自由な意志で、選び取らなくては、意味が無いからだ。

自由な意志で、判断し、自ら選択しなくては、「進化」は起こらないように出来ている。

自由な意志、結果を受け止める勇気、選択する心の強さ、ぜんぶ 日本人には苦手なもの。

(他の国の人々にもそれぞれ、課題、テーマがあるだろうと思う。)

 

本来、人間は、「皆で世界を平和にしよう」と思う気持ちを持っている。それが無条件の愛、仏性というものだ。世界が平和になる、ということは、人間が進化する、ということなのだ。

 

人類の進化プログラムを見守る世界のまなざしは、地球そのものを壊したりはしない。わざわざ造ったのだから。

「ハコブネ」は地球そのものであり、地球の歴史は今後もつづく。

そのハコブネに、乗っていられる文明レベルかどうか、によって、今後の方向は変わっていく。科学的に分かっているだけで、地球上の生命はもう5回、大量絶滅(ほぼ全滅)している。

それぞれの分野で、ハコブネのために奮闘している人々が居る。私はエナジーヒーラーゆえに、エナジーワークやヒーリング、メタフィジカルな情報を通して、説明をしています。

うちのワークを受けなさい、とか、石を買いなさい、という意味では全く無し。(笑)・・そもそもそんな精神でこの仕事をしていたら、数年しか続かないことでしょう。無条件の愛やエネルギーのクリアリングを謳う分野なので、そんなに甘くはない。シビアであり、それ故に、他には無い「やり甲斐」や感動もある。

 

話が逸れつつ、今日はこのくらいで。

Love and Grace,

Amari

https://arganza.biz